KUDUコースター手縫いキット

2020年4月

この状況の中で、SWLにできることって何だろう?

ずっとクラフトマンと二人で考えてきました。



ニュースを見て不安に感じたり、不自由にイライラしたりすることがあるかもしれません。

私もそんな時がありますが、工房で続けている製作作業に集中していると、少し心が落ち着いてくることがあります。

特に、集中できて無心になれるのが「革を縫うこと」で、以前から好きな作業です。

縫い穴に、右から針を通して、左から針を通して、両側へ引っ張る、ひたすらその繰り返しです。

繰り返しのリズムに集中すると無心になれて、心がスッキリする気がします。

繰り返すほどに増えていく縫い目が嬉しく、形になっていく楽しさもあります。



そんな実感から、

「家で過ごす時間が長くなっている方に、革を縫う楽しさを味わっていただけたらいいな」

そんな発想がありました。



「特別や道具や技術がなくても、誰でも簡単につくれるアイテムがないかな」

と思案する中で浮かんだのが、

KUDU革でつくったコースターです。

自分たち用につくった写真のものを、半年くらい前から工房で使っています。



SWLがメインで使っているSベンズレザーのような革でコースターをつくると、水に濡れた時に、シミになったり固くなったりするのですが、

KUDU革でつくったコースターを実際に使ってみると、水に濡れてもシミになりにくく、固くなったり変形したりしないことが分かりました。

これは良い!と、機能面も風合いもたいそう気に入り、毎日グラスの下に敷いて、愛用しています。



「このKUDUコースターだったら、革と糸と針があれば簡単につくれるし、つくってすぐ家で使ってもらえる!」

ということで、コースターを自作してもらえる手縫いキットを製作することにしました。

そうして準備期間を経て、SWL初の手縫いキットが完成しました。




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特別な技術や道具がなくても大丈夫
初めての方でも革細工が楽しめる

お家で作ろう!【KUDUコースター手縫いキット】


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両面使いができるKUDU革のコースターが【2個】つくれるセットです。

あらかじめ縫い穴を開けたKUDU革4枚・手縫い針・シニュー糸・革を留めるクリップ・説明書 が入っています。

KUDU革の色は、GAUCHO(ベージュ)2枚とCABIN(チャコールグレー)2枚が入っています。

ご自身でご用意いただく物は、糸の始末に使う「ライター」と、糸を切るための「ハサミ」の2つだけです。

説明書を見ながら、革を縫い合わせるだけで、こんなコースターが自分でつくれてしまいます。



ワイルドな表情、ふっくらもっちりとした独特の質感、KUDUならではの魅力が楽しめる、
約5mm厚みの上質な天然皮革のコースター。

何よりの楽しみは、自分で縫ったステッチ(縫い目)を愛でながら使えることでしょうか。

好きな飲み物を楽しむ時のグラスの下に敷くと、ちょっと贅沢な気分に。



花をいけた花瓶の下に敷くと、より素敵な雰囲気に。



お気に入りの置物を置いたり、キャンドルを灯したり、色々な使い方ができます。



「難しくないかな?」と思われる方は、このページの下の【KUDUコースターのつくり方】をご覧ください。

これならできそう、と思っていただけると思います。

さらに【KUDUコースターセット】には、初めての方も安心して取り組めるように、
作業手順を分かりやすく書いた説明書もセットしています。

メールや電話でもフォローさせていただきますので、ご安心ください。



完成したコースターには、きっと特別な愛着が持てると思います。

家族と一緒につくったり、大切な人にプレゼントするのも素敵ではないでしょうか。

つくる時間も使う時間も、その人のひとときが少しでも豊かになればと願いを込めてお届けします。

5月31日の朝日新聞朝刊、京都欄に掲載していただきました。
丁寧に取材してくださり素敵な記事にしてくださった記者の紙谷あかりさん、ありがとうございました。







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特別な技術や道具がなくても大丈夫
初めての方でも革細工が楽しめる

お家で作ろう!【KUDUコースター手縫いキット】


1セット: ¥2,900(+tax)
郵便で配送の場合、送料は全国一律 ¥198
お支払い後3日以内に発送します

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■ セット内容
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● KUDU革×4枚

サイズ:9cm×9cm
色:GAUCHO(ベージュ)2枚/CABIN(チャコールグレー)2枚
あらかじめ縫い穴を開けてあります



● 手縫い専用針2本
● シニュー糸3本
● クリップ2個


シニュー糸の太さ長さはそのまま使えるように準備してあります(使う糸2本+予備1本)


SWLで使用しているのと同じレザークラフト手縫い専用針です(日本製 株式会社クラフト社)


● 手順の説明書



● ご自身でご用意いただく物
ライター(糸の始末に使います)、糸を切るためのハサミ(糸切りハサミでも、一般的なハサミでも大丈夫です)







■ KUDUコースター完成までの流れ
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STEP1
4枚のKUDU革を、好きな組み合わせで二枚一組にする



お好きな色の組み合わせで、向きも自由です



STEP2
針と糸を使い革を縫い合わせる(下に詳しく【縫い方】を掲載しています)



STEP3
完成!
コースターの質感と自分が縫った縫い目を愛でる & 使う






■ KUDUコースターの縫い方
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革をクリップで留める

裏のスエード面を合わせるように、2枚の革を重ねる
クリップを留める位置は写真の2箇所、縫い目の辺りを挟みます




糸の両端に針を付ける

通常の裁縫と異なるのは、1本の糸の両端に針を付けて縫うことです
コースター一枚を縫うのに、糸1本、針2本を使います

糸の両端それぞれに針を通して、【12cm】くらい糸の先を出す



革を体と垂直に持つようなイメージで、【奥から手前】に縫い進めていきます




縫い始め

始めに糸を通す穴は【角から1つ隣の穴】です
その穴に、片方の針を、革の右から左へを通します





革の両サイドに出る糸の長さが同じになるまで、針を引きます




針を右から左へ

ここで革の右の針を【針A】左の針を【針B】とします

次の縫い穴に、【針A】を革の右から左へ通す





下の写真の状態まで、左へ糸を引く




針を左から右へ

【針B】を革の左から右へ通し、右へ糸を引く






糸を両側へ引っ張る

最後に、革に糸が少し食い込むくらいギュッと引っ張ったら、縫い目が1つ完成です




ぁ銑Δ魴り返す

奥から手前へ一目一目進み、縫い始めまで一周縫う







【VIDEO】ぁ銑Δ魴り返す工程の動画です




縫い終わり

縫い始めの穴まで縫えたら、



両面とも、一目だけ糸を重ねるように一目先へ縫い進む



革の両サイドに糸を出して針を外す




糸を焼き留める

片方の糸だけ【約6mm】残してハサミでカットする



ライターの火を付け、糸に1秒くらい近づけると、糸が溶けます(ライターの火は小さい方がやりやすいです)



火を消して、3秒待ってから、溶けた糸を指で押さえる(ちょっとだけ熱いです)



指で押さえた後に、ライターのお尻で軽く押さえる



そうするとこんな風に、糸が玉状になり留まります



裏返して、もう一方の糸をしっかりと引っ張る



約6mm残してハサミでカットする



ライターの火を付け、糸に1秒くらい近づけて糸が溶かし、3秒待ってから溶けた糸を指で押さえて、
ライターのお尻で軽く押さえる





完成!

【VIDEO】糸を焼き留める工程の動画です



ご購入者様向けつくり方説明書[WEB版]




■ キットに取り組んでくださった方からのご感想
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●「前から革細工には興味があったんですが、道具を揃えるハードルが高くて断念してました。凄く楽しかったです。」


●「説明書丁寧で、針やクリップまで、糸も予備までついていて、ちょー親切でした!
もう少し練習して、難易度が高いものとかにも挑戦してみたい意欲満々!」








●「落ち着かないこんな日は テレビを消して 大好きな曲を聴きながら
細かい作業に没頭すると 心がリセットされる (Instagramへの投稿から)」








●「縫うの楽しいな!」




●「改めて手縫いの大変さ、そしてすごさを知りました。
説明書とても分かりやすくて、普段縫うという作業をしない自分でも楽しく作れました。
完成品ですが、我ながらなかなか綺麗に作れました笑
このような時期なので、お家で楽しめるものを作っていただきありがとうございました!」






●「今日は、朝からどしゃ降りの雨。こんな日は、海を見ながら音楽を聴いて、
家から持って来た SWL leatherworks さんの手作りコースター キットを作りました!
取り扱い説明書を読むのが大嫌いなおっさんですが、めっちゃ可愛いイラスト付きなので、
このコースター キットはキット皆さんにも作れちゃいます!」








●「なんか、ホント 生産性の向上とか効率的とか、真逆の最たるお仕事なのだと痛感。
というか、比較自体、野暮ですね。

ただ、手の温かみ、頑なな強さ、愛、信念、

なーんか、リュウジさんの道だなぁと、すごくヒトハリヒトハリ深ーいところで考えながら
で、私はこれからどーすんだ?と自問自答しながら自分と向き合って作れました。

寂しさのない孤独の端っこだけ、初めてわかった気がしました。

これこそ百聞は一見に、、ですね。」






■ つくる際にぜひ知ってほしいこと
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● KUDU革について



神々しい角を生やしたこの動物が、KUDU[クーズー]。

アフリカに生息している、ウシ科の野生動物です。

KUDU革の魅力は、キズやシワが刻まれたワイルドで個性的な表情。

裏面は、表の野生的な印象とは対照的に、手触りの良いきめ細やかなスエードになっています。

また牛革の丈夫さと鹿革の柔らかさを合わせ持ったような、もっちりとした柔らかな質感で、
いつまでも触っていたくなる革です。




● シニュー糸について

SWLでは革を縫い合わせるのに「シニュー」という糸を使っています。

「シニュー」は、かつてネイティブアメリカンが革を縫合する時に使っていた、動物の腱(sinew)を化学繊維で再現したものです。

革に走るシニューの縫い目には、他のどんな糸にも真似できない独特の雰囲気があり、太古の人が動物の腱で縫ったような、
プリミティブでワイルドな雰囲気が、レザーアイテムに無骨で力強い印象を与えます。

また、シニューは使うほどに白っぽく変化していき、革と共に変化するその様も、味わい深くて魅力的です。

髪の毛よりも細い糸が集まってるシニューはとにかく強靭で、長く使える丈夫なレザーアイテムをつくるのに、最も適した糸です。

ロウが引いてあるので、縫った時の締まる感じに頼もしさを感じてもらえると思います。

またミシンでは扱えない糸なので、一目で手縫いだということが分かるので、コースターをお出ししたお客様に自慢できますね。




● 手縫いについて

SWLならではの手仕事を最も感じていただけるのが「手縫い」による仕立てです。

全ての製品を、SWLではミシンを使わず「手縫い」で仕立てています。

SWLの手縫いは、革に菱ギリという道具で一つずつ縫い穴を開け、その縫い穴に糸を通していくというアナログな縫い方です。

ミシン縫いに比べると断然時間がかかりますが、SWLではずっとこの手法を貫いてきました。

効率を度外視しても、手縫いにこだわっている理由はこの3つです。

「丈夫さ」「見た目の雰囲気」「縫い直しができる(修理可能)」

縫い穴はあらかじめ空けてありますので、その先をぜひ体験してください。


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【ご購入前に必ずお読みください】

KUDU革には、革本来の持つシワやキズがあります。(使用上問題のある箇所は除いています。)
素材の特性としてご理解いただき、その風合いをお楽しみください。

ナチュラルな状態で使うからこそ感じることのできる革本来の持つ魅力を私たちは大切にしていますが、
表面の綺麗さや、均一性をお求めの方にはお勧めできませんので、ご理解の上ご購入ください。
お客様のご都合による返品・交換はできませんので、ご注意ください。
販売価格
2,900円(税抜)
購入数